2025年1月21日(火)13:00~ 近鉄アート館のロビーにてイッセー尾形さんの記者会見を行いました。昨年、「イッセー尾形の右往沙翁劇場」と名前が変わり、今回はなんと「番外編 銀河鉄道に乗って」となりました。
果たして、今年の「イッセー尾形の右往沙翁劇場」はどんな作品になるのでしょうか!?
昨年と同じように記者さんに混じっていくつか質問をさせていただきました。


昨年はすべて新作での公演でしたが、今年もすべて新作ですか?
また作品数はいくつを程作られる予定ですか?

(イッセー尾形)
8本は最低作りたいですね。うち1本は「雪子ちゃんの続編」で最後は歌ネタを考えてます。歌ネタでは浅川マキ風で「私が死んだという噂を聞いたら。」というようなもの考えてます。
宮沢賢治の詩とか本に、「生と死」がいっぱい出てくるじゃないですか。「生と死」を操れるのは作家であり芸術家だと思うんですけども、ダイレクトに「生と死」を詩にして生きてる人が歌えばどうなるのかなぁ……。とそんなイメージです。

近鉄アート館での新作が定番になっておりますが、大阪お客さんのイメージはどうですか?

(イッセー尾形)
近鉄アート館で公演をやる時は新作ですから。お客さんの反応どころじゃなくてセリフを喋るのが精一杯で(笑)…でもここをくぐらないと新作は生まれないっていう「覚悟」だけでやってきたような気がします。ここをやるからいつか作品が育っていって一年すぎてネタが大きくなるんだって信じてます。「最初ここをくぐらなきゃいけない」最初の関門ですよね。近鉄アート館は常に僕にとってそういう場所です。

今までイッセーさんは雪子ちゃんだったり、ギャルだったりと年齢の設定に幅がありますが、宮沢賢治の作品は子供・少年などが主役になってる作品多いんですけども今回演じる作品は子供が主人公になっているのが多いんでしょうか?

(イッセー尾形)
小さい子供を出したいんですけどね。半ズボン履いてもしょうがないですよね。(笑)
今のネタにも通じるんですけども、去年の新作では「若者」を演じたんですけども、「わーと強く言いたい事言う若者」を演じるとお客さんがちょっと引くんですね。だから「強く出られない若者」にしたんですね。そうするとまだお客さんは、「これは何?」っていうふうにお客さんが興味ありげに前のめりになって。「あからさまに拒否はしない時代」「やんわりと遠ざける時代」っていうふうに世の中は変わってきてるんだなと思いました。

今回は、小さな子供の作品を作るよりは子供たちを前にした大人を作品にした方が複雑にやりやすいと感じました。考えたんですよ。鉄塔を上るなって言う大人の男が出てきて、目の前に鉄塔登る子供がいる。子供が「銀河鉄道が来るんだ」と言って、「嘘つけ!」っていう大人を。そんな大人をつくろうかなと思ってます。子供よりはそれにまつわる大人の方がいいかなと思ってます。

今年は、どんな人物たちが出てくるのか。近鉄アート館のスタッフも楽しみにしております!皆様もぜひ近鉄アート館に足をお運び下さい!


 

【公演日時】
4月 9日(水)19:00
4月10日(木)19:00
4月11日(金)15:00
4月12日(土)15:00
4月13日(日)15:00

【作・演出・出演】
イッセー尾形

【料金】
前売り・当日共に 5,800円(全席指定・税込)

【チケット取扱い】
チケットぴあ
https://t.pia.jp/(Pコード:531-657)
セブン-イレブン発券

ローソンチケット(Lコード:51629)
https://l-tike.com/
ローソン、ミニストップ店内Loppi

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近鉄アート館 TEL.06-6622-8802(11:00~18:00)