「日本刀のイロハ」 in SPACE9
2021年4月10(土)11:00~15:00
会場:SPACE9(あべのハルカス近鉄本店ウイング館9F)http://kintetsuartkan.jp/space9/PDF/map_B.pdf
入場料:500円 ※当日券のみ
お問合せ: 06-6622-8802(呼・近鉄アート館)
協力:明倫産業株式会社(天王寺にある日本刀・刀剣専門店)https://www.nipponto.co.jp/
日本刀の歴史約1000年のなかで、ここまで女性が日本刀に興味を持たれた時はありません。しかしながら博物館に行っても説明してくれる人や質問に答えてくれる人はなかなかいないもの。より日本刀への興味を深く持ってもらえるように案内人が初心者の方にわかりやすく、人気ゲームゆかりの刀工の作品を御説明いたします。
【展示予定の刀】
三条宗近(三日月宗近)作小烏丸造り(さんじょうむねちか(みかづきむねちか))
本太刀の姿は小烏丸造の太刀で、御物平家の重宝天国作小烏丸造とほぼ同じ作りとなっています。鍛えは小杢目肌良く詰み刃紋は細直刃を素晴らしく良く焼き棟まで細直刃をむら無く焼き技量の高さを現しています。鎬に棒樋を掻きとうし、薙刀樋を雄渾に掻き、中心は時代の古さを現しています。御物の小烏丸の太刀は室町時代は伊勢家に有りその後大名の宗家に移り宗家から明治天皇に献上されています。本刀も室町時代には伊勢家に同じく時を過ごした太刀です。昭和21年の鞘書きも又貴重です。本太刀は歴史上でも素晴らしく貴重な太刀です。是非お楽しみ下さいませ。
https://www.nipponto.co.jp/swords6/NT330244.htm
陸奥守吉行(むつのかみ よしゆき)
幻の坂本龍馬の愛刀陸奥守吉行発見される。薩長同盟を成功させ、大政奉還を建議し、幕末の志士坂本龍馬は古来幕末のヒーローとして人気ナンバーワンの人物です。最後まで龍馬が愛刀として持っていたのが有名な本陸奥守吉行の刀でした。本刀は姿は反りのやや深い素晴らしい良い刀姿を現し、地金は板目肌良く詰み明るく力強い地金を鍛え、刃紋は匂いに沸が良く付いた互の目乱れ刃に金筋を交え大変覇気有る刃を焼き見事です。古来坂本龍馬の愛刀として有名であるにも関わらず、現存作が極端に少なく吉行の作見ること出来ず本刀は大変貴重です。今回世の中に初めて生で出たために坂本龍馬の幻の愛刀陸奥守吉行の刀を是非お楽しみ下さい。
https://www.nipponto.co.jp/swords4/NT328934.htm
長曽祢興里入道乕徹(ながそね おきさと にゅうどう こてつ)
日本刀で虎鉄の名は余りにも有名です。虎徹は50歳から刀鍛冶になった為に作刀期間が少なく、大成期と言われる寛文7年以降の大刀の現在残っている数が極端に少なく大刀は残念がら20本ほどしかありません。本刀はその大成期の銘文の筆跡から江戸時代寛文9年頃(1669年)(351年前)の虎鉄の最高潮期の貴重な刀です。新選組隊長近藤勇の名せりふ、「今宵の虎鉄は良く斬れる」でもあまりにも有名な刀の為に、半百の銘があるが如く、50歳より作刀した為に有名でありながら刀、脇差、短刀の現存数300口もなく本刀は大刀であり特に貴重です。本刀は憧れの虎鉄大鑑所載の古来から有名な虎鉄の中の虎鉄の刀です。虎鉄は刀剣趣味の皆様の憧れの刀の第一位です。一生に一度は持ちたい刀です。根津嘉一郎氏旧蔵と伝える虎鉄を是非お楽しみ下さい。
https://www.nipponto.co.jp/swords7/KT333339.htm
水心子正秀(すいしんし まさひで)
新々刀の祖として余りにも有名な水心子正秀の文化十二年(1815年)(205年前)の名脇差です。本刀は正秀が刀剣復古論を唱えて鎌倉時代の名刀を目標として華美に流れず刀とは質実剛健で折れず曲がらず良く切れる古刀の作に帰るべきと実践した脇差です。本脇差は鎌倉時代の備前伝の小太刀の姿を現し反りは腰反りで元に踏ん張りを現し、地金は古刀の様に板目肌に鍛え、刃紋は匂いに小沸を付けた直調の刃に互の目丁子乱れ刃を変化を持たせ古調に焼き上げ鎌倉時代の景光を見るごとくの名作です。正秀は自著にて生涯369口しか作刀しておらず、有名でありながら実際に正秀の脇差の現存作80口位しかなく。現存刀を見ることはなはだ難しい名脇差です。拵えも豪華な拵えが本脇差に一層華を添えています。新々刀最上作新々刀の祖と尊敬される正秀の脇差を是非お楽しみください。
https://www.nipponto.co.jp/swords6/WK328830.htm
その他数点展示予定。(展示物は変更になる場合がございます。)