9月に終了したNHK朝の連ドラ「ひよっこ」の、怖かわいいアパートの大家、富さん役で、すっかりお茶の間の人気者になった白石加代子さん。

怖さでは引けを取らない佐野史郎さんと強力なタッグを組み上演するドラマリーディング、「笑った分だけ、怖くなる」が、2年ぶりに大阪公演で上演します。日時は、11月17日(金)19時開演。

白石加代子さんのライフワーク「百物語」につぐ人気のシリーズにご期待ください。

近鉄アート館

笑った分だけチラシ表

【上演プログラム】

◇第一ラウンド  筒井康隆 作「乗越駅の刑罰」(新潮文庫刊『懲戒の部屋』より)

小説家の入江は七年ぶりの里帰りで乗越駅にやってくる。

無人と思い切符を出さずに改札を抜けようとすると、駅員に呼び止められる。

入江の弁解を一切認めず駅員は言葉尻をとらえて執拗に入江をイビる。

そこに、もう一人の駅員が来て子猫入りスープを作り始める。

怖くなった入江は金を渡して逃げようとするが、余計怒りにふれて、無理やり猫スープを飲まされて・・・

逃げ場なしの悪夢的状況に佐野史郎はどうなってしまうのか…

 

◇第二ラウンド 井上荒野 作「ベーコン」(集英社文庫刊)

母は家族を置いて家を出た。その母が死んだ。

葬式で母の恋人と出会った「私」。初めてだった。

男からそんな目で見つめられたのは。男の視線につき動かされ、彼の家へ通いつめる「私」。

男が作ったベーコンを食べたとき、強い衝動に襲われ禁断の愛の味を知る―――

佐野史郎熱望により井上荒野にオファー。

白石加代子と佐野史郎の禁断の愛はとてもスリリングで濃密な予感。

 

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